日ごろから生成AIを多用しているトリダイです。
今や誰もが1つ位の生成AIに課金してフルに機能を使っていることも珍しくない。
そこで、どのAIを選ぶか?だがChatGPT一強の時代から、今は用途別に選ぶ時代へ入ったと言える。

ChatGPTやGoogleGeminiのように対話型、画像生成などに幅広いユーザーに対応したモデルだけではなく調査・資料作成・自律実行など、目的特化のAIも最近は増えている。
その中で今回ご紹介するGensparkは、「調べる・比較する・根拠を固める」に強いAI検索/AIブラウザ型として注目度が高いサービスになる。

特にハルシネーション(AIがそれっぽい嘘を織り交ぜて回答する)などが重大な問題となる場面では検索特化のAIは非常に頼もしい存在になる。
本記事では、まずGensparkによく似た4サービスの立ち位置を整理した上で、Gensparkの料金・できること・使いどころを初心者にもわかる形でレビューする。
最後に「Gensparkお得にを導入する方法」も解説する。
\長期的に使うならソースネクストがお得/
まず整理:各サービスの立ち位置はこう違う

Gensparkの良さを正しく理解するには、代表的なChatGPTやGeminiと、Gensparkとよく似たサービスのSkywork AI・Manusとの役割の違いを最初に紹介する。
まず、ChatGPTだがメインは対話型でとにかく簡単に内容を出力してくれる。
もちろん資料作成などもできるが、筆者が日常的に使った範囲では資料作成など、外部ファイル出力は非常に弱く、対話の範囲内だけで完結することが強い。
GoogleのGeminiもChatGPTに近いが自社サービスである「Googleドキュメント」のドキュメントシートやスプレットシート形式で書き出すことは安定しており、画像生成や動画生成もかなり優秀だと感じる。
しかし、そのほかのSkywork AI、Manus、Gensparkはちょと毛色が違っていて、対話から資料を作成したり、考察までを一貫してハイクオリティなものを作ってくれるいわば「総合型AI」と言った感じだ。
総合型AIのザックリとした特徴
- Skywork AI:資料や文書など“成果物を作る”ワークスペース型
- Manus:指示から実行までを進める“自律エージェント型”
- Genspark:調査・検索に強いAI検索/AIブラウザ型
ChatGPTが気軽に頼める何でも屋なら、総合型のAIは深く探求してクオリティの高い成果物まで作っちゃう専門家。
各サービスのキャラ(特徴)比較
それぞれのサービスの大まかな特徴をまとめてみました。
ChatGPTが得意なこと
- 文章、要約、翻訳、アイデア出し
- コーディング補助
- 画像生成
- データ整理や軽い分析
とりあえず困ったら使える万能枠。
シンプルゆえに、初心者が最初に触るAIとしては扱いやすい。
Skywork AIが得意なこと
- 企画書
- レポート
- スライド
- スプレッドシート
- Webページ/ポッドキャストなど成果物寄りの生成
職場に提出できる形に寄せた出力がしやすいのが魅力。
ChatGPTで素材を作り、Skyworkで納品形に整える運用も相性が良い。
Manusが得意なこと
- 指示に基づいて計画→実行→成果まで進める
- ブラウザ操作を含むタスク自動化の発想
要するに、相談相手より業担当者に近いAI。
ただし任せっぱなしは危険で、途中確認が重要。
Gensparkが得意なこと
- Web調査
- 情報の統合
- 要約
- ページ化/資料化
検索起点の仕事が多い人に刺さる。
調べて、まとめて、アウトプットにするまでの導線が比較的スムーズ。
ハルシネーションなどのリスクの影響が気になる人には向いている。
ケチケチトリこの時点で、だいぶ方向性が決まる人も多いかもしれない。
各AIサービスの料金体系のざっくり比較
次に、それぞれのサービスの一般ユーザーがよく利用する有料プランの比較を紹介する。
ここでは各サイトの表記と合わせるため、税抜き価格で表記している点には注意して欲しい。
ChatGPT


月額サブスク中心で、個人・チーム・企業でプランが分かれる。
追加費用なども発生せず、費用が読みやすいのが強み。
「毎月いくらまで」と決めたい人には安心。
Plusプラン:3,120円/月



ちなみに、Google Geminiは2,900円/月
Skywork AI


無料枠の後は、月額/年額 + クレジット消費の色が強い。
資料生成や複合的なアウトプットを多く使う人ほど相性が良い。
ただ、筆者が使った印象では、ちょっとした調べ物でもあっという間にクレジットを消費する印象があった。
一見料金は安く見えるがクレジットをガンガン消費する作業を多用すると結果的に高くなるかもしれない。
3ヶ月プラン:1,960円/月
Manus


自律実行が強いぶんクレジット消費の影響が大きいタイプ。
軽い相談用途より、ちゃんと目的を持ったタスクを丸ごと任せたい用途向け。
値段も高いが半自動で作業をさせることができるなどの他のAIよりも強い部分もある。
6,240円/月



気軽に試しにくい価格設定ではあるよね💦
Genspark


無料クレジット範囲も広くて試しやすく、Plus/Proなどのプランがある。(とはいえ、Freeだとやはりあっという間にクレジットのリミットになる)
無制限で使える範囲が非常に広くAIチャット、画像生成までは有料プランなら無制限!ChatGPTやGeminiの最新言語モデルが使い放題。
検索や文章作成などがメインで動画生成をしなければ非常にコスパも高いAI。
Plusプラン:3,898/月(月払)、3,118円/月(年払)
<ポイント>
「月額固定で安心」(ChatGPTやGemini)か「クレジットで柔軟」(Skywork、Manus)かが、料金の感覚を左右する。Gensparkはクレジットタイプだが有料プランにすると無制限の範囲が広く月額固定に近くなる。
今回ご紹介するGensparkでできること


Gensparkの強みは、単体機能より一連の流れをまとめて作業時間を一気に短縮できることです。以下のできることをざっと一覧にします。
- Web情報の要約検索(複数サイトをまとめて1つの回答に整理)
- 「Sparkpage」と呼ばれる調査レポートページの自動生成
- 深掘りリサーチ(ディープリサーチ)で多角的に調査
- 類似トピック・競合サービスなどの比較(Compareモード)
- 歴史・変遷を追うタイムライン表示(Timelineモード)
- ページ内で質問できるAIコパイロットとの対話
- 日本語・英語など多言語での検索と要約
- 画像付きのマルチモーダル回答(図解・イメージ生成など)
- スライド資料の自動生成(AIスライド機能)
- レポート・ブログ・企画書など文章ドラフトの作成補助
- コードの下調べや技術情報のリサーチ
- 文献・ニュース・統計データの収集と整理
- ブックマーク・履歴からの再利用(過去Sparkの管理)
- 共同作業用にSparkページをURL共有
ChatGPTなどのような対話型の生成AIと同様の機能も持ちながら、資料作成(ドキュメントシート、スプレットシート、プレゼン資料)や画像生成、図解生成、動画生成まで一気にできる点は非常に強いですね。
実際にGensparkを使ってみた感想


実際に数日使用してみたので、その感想をお伝えしたいと思う。
○良いところ: とにかく多機能かつ精度が高く、作業が1発で終わる
一瞬で複数のサイトから情報を引っ張ってくる


対話型のAIであるChatGPT、Geminiと同じようなこともできるうえに、perplexityのような検索特化のAIと同じことも行える。
他にも画像生成、動画生成はもちろん、ドキュメントシートやスプレットシートも高クオリティなものを生成することも可能。この点はChatGPTなどに任せると上手く出力できなかったりするが、Gensparkだとここもしっかりやってくれる。


検索→整理→要点抽出もしくは資料作成
までが一気に進む恩恵が大きい。
○良いところ:複数の最新言語モデルが制限なしで使える→節約できる
GensparkはChatGPTやGeminiの最新の言語モデルや画像生成モデル、動画生成モデルを同時に扱うことが出来る。
正直これが無制限で使えることには驚いた!


今まで用途に合わせて複数の生成AIに課金していた人ならGensparkだけで完結することが出来る。
○良いところ:複数の言語モデルを同時活用して、最適解を出してくれる


先にも書いたが、一番上の「Mixture-og-Agent」を使うと最適な言語モデルを複数同時に走らせて思考してくれる。


最終的にはすべての言語モデルの結果をミックスして最善回答を導き出すという、ものすごいことをやってのけてくれる。
何度も言うが、AIチャットと画像生成ならこれが無制限なのだ。
△気になったところ:言語モデルを途中で切り替えれない


これはGoogleのGeminiなどでもそうなのだが、途中で最初に指定した言語モデルに切り替えることができない。
検索方法以外に途中でしたくなった際には1から再思考になる。
ある程度の結果が出て、途中でモデルを変えて追加情報はサクッと調べたい時にも重い言語モデルを引き続き使わないとダメなのは改善して欲しい。
この点はChatGPTならばできるので、惜しいと感じた。
△気になったところ:有名AIの他社連携や独自機能が使えない


例えばChatGPTなら音声で生成AIとやり取りをしたり、iOSのAppleインテリジェンスとの連携やAndroidだとGeminiとの連携みたいな、本家本元だからこそできるサービスがGensparkではできません。
独立したサービスとしては他のAIを凌駕する性能を持っていると思いますが、こういう連携はどうしても弱いと感じました。
Gensparkが向いている人


- 調査・比較・要約・資料作成が日常的に多い
- ブログ/YouTube/資料作成で根拠整理の精度が成果を左右する
- ChatGPTの調査力を補強したい
- 画像生成の頻度が多い
どちらかといえばマーケティングや事務系の最高クラスのお供になると感じた。
レビューや地域情報などの紹介などのお仕事をしている人にも非常に向いているのではないだろうか。
Gensparkが向いていない人


- 文章をとにかく早く1本書きたいだけ。→ こういうケースはChatGPT単体の方が気持ちよく使える。
- 動画生成やいくつものファイル生成などの数が多い。→クレジットの消費が激しくリミットに達しやすくなる。 Geminiなどの方がいいかも
Gensparkは無料無制限の要素も多いが、画像以外のファイル出力系(動画、Office系ファイルなど)にはクレジットをそれなりに消費する。
ChatGPTやGeminiのように数時間経てば回復するわけではない(月単位で容量が決まっている)ので、毎日のようにファイル出力などをお願いしたい人には向かない。



ファイル出力は「質より量」を求めるのならGeminiなどの方が向いていると思います。
また、逆にものすごくライトな使い方をする人にもシンプルで分かりやすいChatGPTやGeminiなどの方が向いていると言える。
Gensparkを導入するならソースネクストがお得


日本でPlus運用を考えるなら、ソースネクスト経由の導入はチェックしておくべき。
理由はシンプルで、
- 日本向けに購入しやすい導線
- 長期利用前提のプランが選べてお得
- ソースネクストのポイントがつく
特に長期利用時の価格の面でのアドバンテージが大きい。
以下、実際に計算してみた。


| 購入先 | 1年 | 3年 |
|---|---|---|
| Genspark公式 | 約41,348円 | 約124,044円 |
| ソースネクスト経由 | 41,348円 (413ポイント付与) | 103,376円 (1,033ポイント付与) |
※2025年12月時点の為替レート156円/ドルで計算
※公式の3年価格は1年更新を3年間継続購入をした際の価格
3年版を買い切った場合にはなんとトータルで20,000円ほど安くなる。
月換算にすると2,871円/月で使えることになり。他のAIサービスと比較してもかなり安い部類にもなるだろう。
ただし1点注意点があり、ソースネクスト購入のライセンスは1アカウントにつき1度しか利用できない。その後は公式から継続購入となる。
つまり、どうせ長期利用するなら大幅な値引きのある3年版をソースネクストで買うのが1番お得と言える。
\長期的に使うならソースネクストがお得/
まとめ|Gensparkは調査&まとめの時間を削る最強武器
今一度、4つのAIを役割で整理すると、
- ChatGPT:気軽に利用できる、万能型のAIアシスタント
- Skywork AI:成果物を作るワークスペース型。ただしクレジット消費に注意
- Manus:自律エージェント型。ただしコストが重い
- Genspark:AI検索/AIブラウザ型。検索・正確な資料まとめに強い
「調べる→比較する→要点を固める→形にする」
この流れが仕事や発信の中心なら、Gensparkは時間を削って成果の質を上げる強力な選択肢になる。
個人的にはAIチャットと画像生成が無制限で現状は行えるのがメチャクチャ強いと感じた。それだけでも課金する価値のあるAIと言えるのではないだろうか。


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