Mac用アプリ大好きトリダイです。
皆さんはMacのメンテナンスはどうしていますか?
基本的には何もしなくてもMacは安定していると思いますが、うまくメンテナンスソフトを活用することでより効率的かつ安全に使うことができます。

- Macのストレージがパンパンだけど、何が容量を圧迫しているのかわからない
- Macのセキュリティが不安
- ファイルやアプリを管理するのが苦手でデータがいろんな場所に散乱しがち
こう言った人にはメンテナンスソフトがもの凄くささると思います。
今回はMac用のメンテナンスソフトとしては有名なCleanMyMacを利用する機会を頂けましたので実際の使用感などをレビューしたいと思います。
\オールインワンメンテナンス/
<この記事はこんな人にオススメ>
- Mac の動作が重い/ストレージがいつもパンパン。
- 「クリーナー系ソフトって本当に必要?」と半信半疑。
- 旧 CleanMyMac X を持っているけど、買い替えるべきか迷っている。
<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴15年以上
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚弱い、イヤホンが苦手
CleanMyMacってどんなアプリ?

CleanMyMacは「掃除・最適化・軽セキュリティ・ストレージ整理」をワンクリックで“見える化”してくれる Mac の健康診断ツールです。

Apple公認アプリですし、AppStoreでの評価も高い点からも安心して使えるアプリですね。
とにかくズボラではあるが、Macを快適に長く使いたい人にはオススメできるアプリです。
ちなみに、CleanMyMacXユーザーは割引ありでアップグレードもできますし、公式サイトでは無料トライアルでどんな機能が備わっているかを見るだけはできるので、試してみるのが良いと思います。
CleanMyMac必要要件


項目 | 要件内容 |
---|---|
対応OS(最小) | macOS Big Sur(v11.0)以上 |
対応チップ | M1、M2、M3、M4 チップに対応 |
対応OS(最新) | macOS Sequoia(v15.0)に対応 |
最小画面解像度 | 1280 × 800 ピクセル |
画面の解像度は気にしなくても良いレベルですが、OSのバージョンや対応チップは確認した方がいいですね。



Intel Macは非対応なので注意が必要です!!
CleanMyMac 8つのポイント
旧CleanMyMacXとの違いも触れながら、特徴と主な機能をご紹介します。
1:UIデザイン刷新(分類で迷わない)
新CleanMyMacのTOP画面


左サイドバーが7モジュール(スマートケア / クリーンアップ / セキュリティ保護 / パフォーマンス / アプリケーション / 不要データ/スペースレンズ)+下部にアシスタントというシンプル構成。
旧CleanMyMacX より表示カテゴリが減ったように見えるが実は機能は統合整理されています。
旧CleanMyMacXのTOP画面


旧CleanMyMacXのTOP画面では、とにかく細分化された項目が項目ごとに左のリストに表示されています。
人によっては個別に見えるのでわかりやすいと感じる人もいると思いますが、人によっては「何だか複雑で良くわからない!」と言う人もいると思います。
また、新CleanMyMacのように項目単位で複数の要素を同時スキャンすることはできないです。
メニューを見ると一見項目が減ったようにも見えますが、初見でも全体像を掴みやすい設計になっているだけで機能そのものは減っていません。



パソコンにあまり詳しくない人でも何をしてくれるのか非常に分かりやすくなったと言えると思います!
①スマートケア(まとめて診断/ワンクリック処置)
Macの状態を自動巡回。ジャンク、マルウェア、パフォーマンス課題、未更新アプリ、重複ファイルなどを一度に洗い出してくれます。
実際に実行した際の画面


結果画面から「確認」ボタンを押すことでさらに詳細を確認することができます。
残したいデータに関してはチェック✅を外すことで、削除項目から除外することができます。


とりあえず、一通り「ざっくり掃除・メンテナンス」して終わりたい人にはうってつけの機能です!
②クリーンアップ(システム/ユーザージャンクの徹底削除)


キャッシュ・ログ・旧アプリバイナリ・言語ファイルなどを安全に整理してくれます。
CleanMyMacXと同等以上の検出力に加え、検出結果をタイル表示で理解しやすく表示してくれるようになりました。


個人的な体感ですが、検出速度も上がっているように感じました。
③セキュリティ保護(Moonlock Engine 搭載の軽量セキュリティ)


マルウェアスキャン/リアルタイム監視/プライバシーデータ削除を一括管理してくれます。
常駐してMacを監視してくれる機能もあるので、セキュリティソフトとしての側面も持ち合わせています。



セキュリティが気になる人もセキュリティソフトを追加で導入しなくても良くなりますね!


メールの添付ファイルや外部ストレージもスキャンしてくれるのでかなり安心ですね。
④パフォーマンス(“中級者向けターミナルコマンド”をボタン化)


DNSキャッシュクリア、Spotlight再インデックス、ログイン/バックグラウンド項目管理などをメンテナンスしてくれます。


と言われても、難しいですよね。つまり・・・
こんな時便利:検索が遅い/ネットが詰まる感じがする/起動時に謎アプリが出る。
こういうことに悩んでいる人におすすめの機能です。
⑤アプリケーション(未使用アプリ&残骸を整理)


使用頻度を見て「放置アプリ」を提示し、関連ファイルごとアンインストール支援してくれます。AppCleaner系のツールを別途入れなくても、不要アプリ+キャッシュごと処理できるのがいいですね。
試用ソフトを山ほど入れて実験→後日まとめて片付けたいブロガー/検証しちゃうマンにはすごい便利かもです。


実際の実行画面です。
使っていないアプリ以外にも、アプリのアップデートの管理、アプリ内の不要データやインストールの時に使ってその後は放置していて気づかなかったインストラーファイルまで指摘してくれました。
これは助かる!
⑥不要データ(大型・古い・重複/類似ファイルを選別)


旧「大容量&古いファイル」機能が進化。重複ファイル&“似た写真”も抽出してくれます。


こんな感じで、それぞれの詳細を確認することもできます。
もちろん、雑に一括で処理することもできますし、用途に合わせて処理を変えることができます。
⑦スペースレンズ(ファイルやフォルダ単位でサイズを視覚的に表示)


この機能は前バージョンでも非常に好評だった機能でストレージの容量を占拠しているフォルダやデータを視覚的にわかるように可視化する機能です。


こんな感じにデータ量が大きいフォルダほど大きな丸で表示されます。


さらに、クリックすると具体的な詳細を見ることができ、選んでそのまま削除まですることができます。
気がついたら膨れ上がっているデータを簡単に洗い出して削除できるのは、長く使えば使っているユーザーほど恩恵があると思います。
⑧アシスタント & メニューのヘルスモニタ


これまでの要素を総合的に見て、このMacがどうなのかを健康状態として判断してくれます。
ここが正常だと表示されると安心できますね。
また、メニューバーに常駐しているアイコンをクリックすると以下のようなメニューが表示されます。


ディスク残量、平均負荷、バッテリー、セキュリティの状態、通信速度、接続しているデバイス一覧などが表示されます。
私もいくつかフリーソフトでアプリ削除アプリ、スパム除去アプリやディスクスピードチェックアプリなどを入れていますが、それらの機能もこのアプリ一本で全て兼ね備えています。
CleanMyMacXから新CleanMyMacへ:どこが変わった?差分早見表
下表は主要レビュー(SoftwareHow / YoiSoftShare / MacPaw公式情報)をベースに筆者が再編成したものです。
比較項目 | 新CleanMyMac | CleanMyMacX | コメント |
---|---|---|---|
リリース | 2024年10月公開(その後継続アップデート) | 2018年リリース | 長期成熟版 vs 最新設計 |
対応OS | macOS 11 Big Sur 以降必須 | macOS 10.13 High Sierra 〜 | 古いMacはCleanMyMacX継続が現実的 |
UI構造 | 7モジュール+アシスタントで再整理 | 機能細分化でリスト長め | 初見体験が段違い |
スマートケア | 標準搭載 | (近い機能はあるが統合度低) | ワンクリック度向上 |
重複/類似ファイル | 対応 | × | 写真整理で差大 |
ファイルシュレッダー | × | ○(安全削除) | 旧モデルのみ |
Macヘルスアシスタント | ○ | × | 状態管理指標を可視化 |
ジャンク検出量 | CleanMyMacX比 最大+27%(MacPaw公表) | 基準 | 実効容量差に期待 |
とにかく、「使いやすく」、それでいて「それぞれの機能もアップしている」感じです。
あと、私の体感ですが各解析速度も上がっていると感じました。
実際に使用してみた:1週間使って感じたリアル
私のテスト環境は以下のとおりです。
テスト環境:M4 Pro Mac Mini / 24GB RAM / 512GB SSD / macOS Sequoia 15.5 / 外付けSSD 2TB 接続。
スマートケアで総合的な分析


- 初回スキャン 約44秒。
- 削除候補 4.1GB
正直、メチャクチャ速い!です。
不要データのスキャン


- スキャン時間10秒ほど
- インスト=ラーなどの不要データ47件、12件の類似画像データ、Google Chromのダウンロードデータで使っていないもの57MB
無駄に容量を圧迫しているものを一瞬で検出してくれました!
これは本当にすごい!
料金・購入パターン・アップグレード割引(2025年7月時点の参考)


金額は記事執筆時点の情報。
購入前に必ず公式でご確認ください。
公式・ソースネクスト価格
ソースネクスト


プラン | 1台 | 2台 | 5台 |
月間サブスク | ー | ー | ー |
年間サブスク | 4,840円 | ー | ー |
永久ライセンス | 12,870円 | ー | ー |
1台ライセンスのみだが、公式より少し安い。あと自動更新のサブスク形式ではない。
公式


プラン | 1台 | 2台 | 5台 |
月間サブスク | 1,511円 | 2,418円 | 4,987円 |
年間サブスク | 7,102円 | 10,729円 | 23,421円 |
永久ライセンス | 18,125円 | 29,005円 | 58,017円 |
※年間サブスクは1年間分の額として計算しています。
様々な購入方法があるが、ソースネクストと比較すると価格が少し高い傾向にありますね。
アップグレード(CleanMyMac X → 新CleanMyMac)


- サブスクでCleanMyMac Xを所有:追加費用なしで新CleanMyMacに移行可(MacPaw公式)。
- 買い切りCleanMyMac Xライセンス:新CMをサブスク or 買い切りで購入時、最大50%割引。
- CleanMyMac Xライセンスは残したまま新CMを併用できる(買い切り→買い切りの場合)。
- Setapp経由ユーザーは無料アップグレード対象。
- App Store版は機能制限(例:My Clutter 等が制限される場合あり)。
私はCleanMyMacXを買い切りしているので、かなり大きな割引でアップグレードはできそうですが、アップグレードするかちょっと悩み中ですね笑
競合・無料代替との比較


「CleanMyMac 高い…」という声にこたえて、よく名前が挙がる無料/低価格ツールと役割をざっくり比較しました。
複数併用で「ほぼ同等」に近づけることは可能ですが、操作コストと管理の煩雑さは増えますね💦
製品 | 主目的 | ジャンク掃除 | 重複写真 | マルウェア | メンテ操作性 | コメント |
新CleanMyMac | 総合 | ◎ | ◎ | ◯(ライト) | ◎ | ワンクリック派に。 |
OnyX | システムメンテ | ◯ | × | × | △(項目が複雑) | 上級者向け。 |
AppCleaner | アンインストール | △ | × | × | ◯ | アプリ削除特化。 |
Malwarebytes / Intego 他 | セキュリティ | × | × | ◎ | ◯ | とにかくセキュリティUPのみ |
よくある質問(Q&A)
Q1. CleanMyMac を入れると Mac が速くなるの?
A. 即「爆速」になるわけではありませんが、キャッシュ肥大・不要ログ・重複ファイルを削除することで「空き容量が増える→仮想メモリ余裕→結果として体感改善」につながるケースが多いです。特に残容量 10% 未満でOSもたつきが出始める頃に効果的。
Q2. macOS の標準機能で十分では?
標準でも「ストレージ管理」パネルで大きいファイルは確認できます。ただし細かな言語ファイル・古いアプリ残骸・ライブラリ深部のキャッシュ掃除は手作業での探索が面倒というか、おそらく特定するのは無理だと思います。
ですがCleanMyMacを使用することで、その炙り出しができます。
Q3. マルウェア対策ソフトとして使える?
新CleanMyMacのProtectionはあくまで補助輪的機能です。
既知脅威をチェックできますが、企業環境や高リスク用途では専用アンチウイルス併用が現実的です。もちろん、個人で使用する範囲でなら十分だとは私は思っています。
Q4. CM X と同時にインストールしていい?
アップグレード後もCleanMyMacXを残して使える購入パターンがあります(買い切り→買い切り)。ただし常駐重複は避け、片方をアンインストール or 常駐オフにした方がいいですね。
Q5. 旧 macOS (Catalina以下) を使っている…
新CleanMyMacは Big Sur 11 以降必須。Catalina以前の旧機種ではCleanMyMacXを継続利用するか、手動メンテに切り替えを検討。
もしくは先ほど上で挙げたようなフリーのアプリを上手く活用するのも良いですね。
Q6. 誤削除が怖い。
Smart Care 実行時は「レビュー」ボタンで詳細をチェックできます。
必ずチェックしてから削除するようにした方がいいですね。
特に開発者フォルダ(Xcode, 仮想環境)を扱っている人は要注意。
おすすめする人/しない人


✅ おすすめ
- メンテを考えるのが面倒なビジネスユーザー・ご家庭用途。
- 写真・動画でストレージを圧迫しがちなクリエイター。
- 旧CleanMyMacX を持っていて割引アップグレードが使える人。
- 社内で非エンジニアにMacメンテを任せたい管理者。
⚠️ 慎重に(または不要)
- ターミナルで自力メンテ余裕のパワーユーザー(OnyX 等で代替可能)。
- 企業で既に本格エンドポイントセキュリティを導入済みの場合(重複注意)。
- 古い macOS (10.15以下) のまま使う端末(非対応)。
まとめ


非常に便利なMacのメンテナンスを総合的にするなら必須級のアプリですね。



ズボラな人にもおすすめだね!
\お得に買うなら/
\7日間のトライアルができる/
旧バージョンを使っている人も処理の高速化や重複しているファイルの洗い出しなどの点で恩恵が結構あると思いますので、アップグレードしてもいいのでは無いでしょうか。
買い方について、ちょっとズルいですが、まずは公式サイトで無料トライアルで“どれだけ自分のMacの容量が空くか”を見て判断して、その後にソースネクストで購入するのが1番かな?と思いました。
それでは、良いMacライフを!
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