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オーディオテクニカ「ATH-CC500BT」耳を塞がない「軟骨伝導イヤホン」レビュー

ATH-CC500BT
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長時間のイヤホン利用が苦手なトリダイです。

痛さ対策のために、骨伝導イヤホンも使用していますがどうしても長時間利用をしていると少ししんどくなってきます。

骨伝導でも痛い

そこで今回ご紹介するのが骨伝導ならぬ「軟骨伝導」という新しいアプローチのイヤホンです。

メリット
デメリット
  • 通常の骨伝導より耳への負担が小さい。
  • 細かな音もしっかり聞こえる。
  • 最新のコーデックにも対応している。
  • ヘッドバンド部分はコンパクトな作りで取り回しがしやすい。
  • 振動肢(皮膚に触れる部分)が少し大きい。
  • 少し音全体がこもった印象を受ける。
  • 電源・再生・一時停止ボタンが少し固く、操作時にこめかみに押し当てる形になる。
  • 電源ON・OFF時の判別がつきにくい効果音
この記事の筆者

<PROFILE>

  • 元家電量販店スタッフ
  • Mac・通信コーナー責任者
  • Mac使用歴12年
  • Apple Sales Professional
  • ズボラ、手が小さい、皮膚弱い、イヤホンが苦手
この記事がオススメな人
  • 骨伝導イヤホンでも耳が痛くなる人
  • 長時間音楽や動画を視聴する人
  • いままでの骨伝導イヤホンに満足できない人
目次

総合評価

評価

それでは総合的な評価をまずは紹介します。

比較項目5段階評価
音質
(4 / 5.0)
マイク品質
(4 / 5.0)
本体の操作性
(4 / 5.0)
装着感(不快感の無さ・取り回し)
(3.5 / 5.0)
機動性(防水・外れにくさ)
(3.5 / 5.0)
ペアリングのしやすさ(切り替え含む)
(4.5 / 5.0)
アプリの使用感
(4 / 5.0)
総合評価平均
(3.9 / 5.0)

非常にバランスの良いイヤホンだと感じました。

正直、他の骨伝導イヤホンよりも「長時間の装着での快適性」や「音質のUP」を期待していたところはありましたが、通常の骨伝導イヤホンと比較して、そこまで劇的に変わるかといえばそうでも無かった。というのが正直なところです。

基本情報

項目機能
価格17,600円
カラバリブラック、ベージュ
接続Bluetooth 標準規格Ver.5.1
見通しの良い状態で10m以内
コーデックSBC、AAC、aptX、aptX HD
マルチペアリング対応
マルチポイント2台まで
連続再生時間最大約20時間
片耳再生
重さ35g
本体サイズ(縦・横・高さ)全長14.5cm
防水性能IPX4
専用アプリあり
ワイヤレス充電非対応(USBーC接続による充電)

最新のコーデックに対応しているのはポイント大きいですね。

この製品の最大の特徴として、従来の骨伝導ではなく「軟骨伝導」と言う点です。

軟骨伝導
オーディオテクニカ公式より引用

振動が耳の軟骨に伝わると外耳道の「壁の軟骨」にも伝わり、その中で空気が振動して音が生まれます。それが「鼓膜」を揺らして「蝸牛」に届くという仕組みです。あなたの耳がスピーカーの代わりになるようなイメージです。

オーディオテクニカ公式より引用

他にはない技術が使用されています。これにより

  • 頭部への圧迫の軽減
  • ステレオ感アップ

このようなメリットがあります。

同梱物

付属品
  • 30cm 充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C)
  • 専用ポーチ
  • 保証書
  • マニュアル

専用ポーチは持ち運びをする人にはありがたいですね。

サイズ感・重量

Shoksの標準サイズ(左)とオーディオテクニカ(右)

少しわかりにくいですが、画像を見て比較するとオーディオテクニカはShoksの骨伝導イヤホンよりヘッドバンドのサイズが少し小さいのがわかります。

ShokzのOpenRun Miniに近いと思われます。

ケチケチトリ

ただ、音量調節がある部位や音を伝える振動部分は少しゴツいですね。

ペアリングのしやすさ・マルチペアリング

音質サウンド

接続のしやすさやマルチぺエアリングについて細かく検証してみました。

ちなみに、この製品は2台の機器のペアリングを同時にできるマルチペアリングに対応しています。

ペアリングの方法

オーディオテクニカ公式より引用

接続自体はとても簡単で、電源ボタンを2秒間押し続けるとペアリングモードになるので、接続機器側でペアリングを許可すると完了です。

比較的簡単な方だと思います。

マルチポイント

この機種は2台までのマルチペアリングに対応しています。

接続方法は1台目に接続した機器のBluetoothを一旦OFFにして、2台目の機器にペアリングすれば次に2台ともBluetoothをONにしておけば次からは同時に接続されます。

装着感や運動時の安定性

装着感
装着したところ

私にとって一番ポイントが高い要素となる装着感についてご紹介します。

特に長時間のパソコン作業などにおいて、長時間装着したままでも快適にでいられるかは大きいですからね。

長時間使用時の不快感

圧迫感が弱め、かつ振動肢が大きいので物理的にそうなのか、軟骨伝導技術がそうさせるのかは不明ですが、Shokzなどの骨伝導イヤホンと比較してこめかみへの負担は少ないように感じました。

ただ、長時間装着しているとShokzのものと同じように痛みが出てきました。

スポーツ利用時の安定感

基本的には頭を逆さにでもしない限り、外れたり、ずれたりはしませんでした。

走ったりすればヘッドバンドは揺れますが、そこまで気にならないと思います。

ケチケチトリ

ヘッドバンドは短めとなっています。

音質

音質は少しこもったような印象はあるが、1つ1つの音源がよく分かるので悪くないと感じました。

ただ、Shoksのイヤホンと比較して特別音質が良いとは感じませんでした。

ケチケチトリ

対応コーデックはShoksよりも幅広いので、期待していたのですが残念。

総合評価としては同じくらいの音質でしょうか。

マイク性能

マイク音質は素の状態では少しこもったような感じはしますが、相手に自分の音が聞こえやすいように以下のような音をカットしてくれる機能があります。

  • シーン1:玄関チャイム、家電ブザーなど
  • シーン2:PCのキータッチ音
  • シーン3:環境音(風の音など)
ケチケチトリ

元の音質はそこまでですが、環境に左右されず安定した通話ができるのが特徴ですね。

本体の操作性

オーテクのコントロール
本体コントロールは3箇所
  • 右耳の振動肢にあるボタン:電源ON/OFF
  • 左の振動肢のボタン:再生の一時停止・再生の再開
  • 左のヘッドバンド下のボタン:音量のUP/DOWN

基本的な使い勝手は全く問題なはいです。

しいて言うならば、電源のON/OFF操作時にこめかみに押さえつける感じになるのが少し気になりました。

アプリの使用感

at-connect
専用アプリ

専用アプリもこの機種にはあります。

アプリで管理できること

  • バッテリー残量確認
  • イコライザ調節
  • 左右バランス調節
  • 通話ノイズキャンセリングのON・OFF
  • ペアリング機器の確認・追加

そこまで高機能ではないですが、必要最低限のことはできるアプリと言った印象です。

ケチケチトリ

ボタンの割り当て変更もできたら良かったですね。

アプリ画面3

イコライザは細かく音質を調整できるものではなく、3パターンから選ぶものになっています。

オーディオテクニカ「ATH-CC500BT」がオススメな人

いい
  • 少しでも高音質な骨伝導イヤホンが欲しい。
  • 骨伝導の圧迫感が苦手な人
  • 少しでも遅延が少ない骨伝導イヤホンが欲しい人
  • 外出先などの通話でも骨伝導イヤホンを使いたい人

このような人にはとてもお勧めできるイヤホンだと感じました。

個人的にはUSBーCによる給電も好みです。

まとめ「SHOKZとどちらがおすすめか?」

オーディオテクニカ「ATH-CC500BT」
総合評価
( 4 )
メリット
  • 通常の骨伝導よりも耳への負担が少ない
  • 細かな音もしっかり聞こえる
  • 最新のコーデックにも対応している
  • ヘッドバンド部分が短く取り回しがしやすい
デメリット
  • 振動肢が大きい
  • 全体的には少しこもった音に聞こえる
  • 電源・再生・一時停止ボタンが少し固いので、操作時に強めにこめかみに押し当てるかたちになる
  • 電源のON /OFFの判断がつきにくい効果音

個人的には価格に対してすごく魅力かと言われると少し悩ましい商品でした。

今回はゲームなどでの検証はしていませんが、コーデック的には遅延が少ないので、激しいゲームとかでなければ使えるのではないかとも思います。

SHOKZ骨伝導品がオススメな人
オーディオテクニカ軟骨伝導がオススメな人
  • 本体カラーを選びたい人
  • ランニングなどスポーツシーンで使いたい人
  • 頭の大きい人
  • 音質にこだわりたい人
  • 少しでも遅延を減らしたい人

この機種自体は悪くないのですが、室内での普段使いだけならSHOKZのOPENMOVEがオススメかなと個人的には感じています。

それでは良いお買い物を!

**

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