耳を塞ぐ高音質なイヤホンが苦手なケチケチトリです。
- とにかく耳は一切イヤホンで塞がれたくない。
- ダイナミックな音を楽しみたい。
- WEB会議などで活用できるイヤホンが欲しい
そんな要望を叶えてくれるのが、今回ご紹介するVictorの「HA-NP35T」です。
このイヤホンは今までの耳を塞がないイヤホンと何か違うの?
このイヤホンは全く耳に入れない、いわば、耳元に置くコンパクトなスピーカーといった感じのイヤホンなんだ。
それでは、実際に使用してみての使用感や感想をご紹介していきます。
<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴12年
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚敏感、イヤホンが苦手
- WEB会議でワイヤレスイヤホンを活用したい人
- 耳の中に一切イヤホンを入れたくない人
- ダイナミックな音を楽しみたい人
総合評価
それではまずは私なりの総合評価からです。
比較項目 | 5段階評価 |
---|---|
音質 | (3.5 / 5.0) |
マイク品質 | (3.5 / 5.0) |
本体の操作性 | (3.5 / 5.0) |
装着感(不快感の無さ・取り回し) | (3 / 5.0) |
機動性(防水・外れにくさ) | (3 / 5.0) |
ペアリングのしやすさ(切り替え含む) | (1 / 5.0) |
アプリの使用感 | (2 / 5.0) |
総合評価平均 | 2、8点 |
防水性能はIPX4なので、日常使いでは基本的に問題ないです。
IPX4は防塵性能は未計測、防水性能はあらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。というものになります。
本体は「大口径16㎜ドライバー」を搭載しているので、比較的サイズが大きく高音質でダイナミックな音になりやすい傾向にあります。
「HA-NA35T-B」の基本情報
項目 | 機能 |
---|---|
価格 | 11,880円(公式) |
カラバリ | ネイビー、ブラック、ホワイト |
接続 | Bluetooth標準規格 Ver5.1 |
コーデック | SBC |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント | 非対応 |
連続再生時間 | 再生時間7時間。 ケース充電併用で最大17時間 |
片耳再生 | 対応 |
重さ | 片耳 約12g |
本体サイズ(縦・横・高さ) | 55mm x 110mm x 25mm |
防水性能 | IPX4 |
専用アプリ | なし |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
値段のお手頃感と大型のドライバー搭載が最大の特徴です。
その分、本体が少し大きめになっていますね。
同梱物
同梱物
- 本体&ケース
- 取扱説明書
- ユーザー登録カード
- 装着方法ガイド
同梱の取扱説明書だけでは不十分で、WEB説明書も最終的には見ることにはなるケースも多々あります。
サイズ感・重量
今回はサイズ感としてソニーのLinkBudsと一般的なボールペンを比較対象にしてみました。
これ相当大きいよね?
うん!自分も初めてパッケージから取り出した時にかなり驚いたよ!
重量は片耳で12g、ケース込みで98gあります。
他のイヤホンの倍くらいの重さがありますね。
サイズの大きさもあり、重さもなかなかですね。
「HA-NA35T-B」のペアリングのしやすさ・安定性
ペアリングのしやすさは非常に大切ですね。
初期設定のペアリングは
- ケースを空ける
- ロゴ部分を長押ししながら取り出すとペアリングモードになる。
- 接続する端末側で接続する
ペアリング自体は非常に簡単でした。
しかし、この機種はペアリングに切り替えが非常に面倒な部類でした。
ペアリングを切り替える場合には
- 一度イヤホンをケースに戻す。
- 再度ペアリング操作をして新たな機器と接続をする。
この作業を毎回しなければなりませんでした。
複数の機器で切り替えて使うのには適していないですね・・・
ちなみに、マルチポイントには対応していません。
なので、別の機器と接続する際にはその度に切り替えが必要となります。
「HA-NA35T-B」の装着感や運動時の安定性
次は重要な装着感です。
装着したところは写真の通りですが、かなりの存在感を感じますね。
メガネをかけていても特に問題ありませんでした。
実際に長時間使用してみたところ、耳の穴付近は全く不快感を感じないつくりでしたが、耳をひっかける耳の後ろ部分が少し痛くなったきました。
連日のマスク着用で耳が痛くなるようなタイプの人だと同じような痛みを感じる人がいるかもしれないね!
次に軽くランニングをしてみてスポーツ利用時の安定感を確認してみました。
耳に装着している感じだと、かなり緩い感じだったので、不安を感じていましたが実際には結構、動いてもズレたり外れたりしません。
逆さまになったり、頭をかなり前屈みに倒すような動きだと簡単にはずれました。
「HA-NA35T-B」の音質
この機種の大きな特徴として16mmのドライバーを搭載しているので、高音質でダイナミックな音が聞こえるというところです。
実際に私が試聴してみた印象としては、同じ音量でも他のイヤホンより大きな音で聞こえますが、音は全体的にフラットな印象を受けました。
ここの楽器の音や音の変化の表現が乏しく、ザックリとした音質になっているような印象を受けました。
「HA-NA35T-B」のマイク品質はそこそこだが使い勝手はいい
実際に
マイク品質は可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。
少し集音声が悪いかな?そのせいで声が少し遠くに感じるかな?
と言った印象はうけましたが、そこまで普段使いで困ることはないと思います。
マイク自体の品質はそこそこですが、オンライン会議で便利なマイクミュート機能搭載しています。
耳元をワンタッチするだけで簡単にマイクのON/OFFの切替が可能なので、頻繁に離席したりミュートにする場面が多い人には便利な機能ですね。
WEB会議などで使うにはすごく便利そうですね!
「HA-NA35T-B」本体の操作性
このビクターのロゴの部分がタッチセンサーになっています。
細かい変更はアプリもないので一切できません。
しかし、カスタムをしなくても操作としては必要なものが十分備わっていると個人的には感じました。
実際に使ってみた感想ですが、イヤホン側での操作感はかなり悪かったです。
シングルタップの再生/停止は若干の遅延はするもののまだ許容範囲でしたが、ダブルタップやトリプルタップをした場合に高確率でシングルタップと誤認識されます。
とても、イヤホンでコントロールをする気には慣れませんでした。
しかも、タップ操作時に何の操作音もならないので、余計に想定外の操作をしていても気がつきにくい仕様になっていると感じました。
ケンウッド「HA-NA35T-B」がオススメな人
この機種の特徴は
- ダイナミックで大きな音で聞ける
- とにかく耳穴への負担はない開放感
- 良くも悪くも本体が大きい
このようになります。
つまりおすすめな人としては
- 耳の穴にイヤホンが入るのがとにかく嫌な人。
- イヤホン自体の大きさが気にならない人(イヤホンをよく無くす人)
- 音の繊細さよりもダイナミックに音楽を楽しみたい人
- 会議用としてワイヤレスイヤホンを使いたい人
本体は良くも悪くも大きめなので、そこをうまくメリットと感じれる人の方が良いですね。
まとめ
- 耳を全く塞がないので開放感が非常に高い
- バッテリー持ちがそこそこ良い
- 音が大きくダイナミック
- 逆立ちでもしない限り外れにくい
- 本体・ケースが大きい
- 音の繊細さがない
- 本体操作時の誤動作が非常に起きやすい
- ペアリングの切り替えが非常にしにくい
本体のサイズが大きいので携帯性などは低いですが、ドライバーが大きいのでダイナミックな音で聴けるイヤホンになっています。
好みがかなり分かれそうなイヤホンだね。
音質などにはこだわらない、オンライン会議などで使う人にはとても便利な機種になるんじゃないかな?
他社でも同様の耳にかけるタイプのイヤホンの口コミを見ましたが、どうやらどの機種もほぼ同じような特徴や使用感があるようです。
このタイプの機種は使うシーンを割り切るとすごく面白い機種になるのではないでしょうか。
それでは良いお買い物を!
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