耳に入れるイヤホンがとにかく苦手なケチケチトリです。
耳を塞がないイヤホンはカチューシャの形状だったり特殊な形をしているものも比較的多いですよね。
しかし、今回ご紹介する耳を塞がないイヤホンは「見た目は一般的な耳に入れるイヤホンと変わらない」ことが特徴といえるイヤホンです。
<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴12年
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚敏感、イヤホンが苦手
- スタイリッシュな耳を塞がないイヤホンを探している人
- 多機能な耳を塞がないイヤホンを探している人
総合評価
今回も7項目について、それぞれ5段階評価で一覧にしました。
比較項目 | 5段階評価 |
---|---|
音質 | (3.5 / 5.0) |
マイク品質 | (3 / 5.0) |
本体の操作性 | (4 / 5.0) |
装着感(不快感の無さ・取り回し) | (2.5 / 5.0) |
機動性(防水・外れにくさ) | (2.5 / 5.0) |
ペアリングのしやすさ(切り替え含む) | (3 / 5.0) |
アプリの使用感 | (3.5 / 5.0) |
総合評価平均 | 3.1点 |
ハイエンドイヤホンに負けないくらいの多機能さを備えています。
しかし、1つ1つの作りが少しい惜しいなーといぬ印象です。
「AVIOT Openpiece TE-S1」の基本情報
まずは基本的な性能を紹介します。
TE-S1はとにかく機能が豊富な機種といった印象です。
基本機能
項目 | 機能 |
---|---|
価格 | 9,900円 |
カラバリ | ホワイト、ブラック、イエロー、パープル |
接続 | Bluetooth標準規格 Ver5.2 |
コーデック | AAC,SBC |
連続再生時間 | 再生時間8時間。 ケース充電併用で最大27時間 |
片耳再生 | 対応 |
重さ | 片耳 約4.5g |
本体サイズ | 20.9mm x 27.9mm x 14.1mm |
防水性能 | IPX5 |
専用アプリ | あり |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
その他にも非常に多くの機能があります。
- 音漏れ抑制モード
- ゲーミングモード
- イヤホン探知機能
「イヤホンの探知」はAirPodsPro2のようにリアルタイムの場所を探索できるの?
いや、この昨日はあくまで「最後に使用した場所を示す」といった内容なんだよね。
同梱物
同梱物は一般的なものです。
- 取扱説明書
- 製品保証登録案内
- USB-A to Cケーブル
- 本体
- イヤーウイング(チップ)S、M、Lの3種類
付属ケーブル30㎝は短すぎて私の環境では使い物になりませんでした。
サイズ感・重量
サイズ感はケースが500円玉2個分くらいで、イヤホン本体は500円玉より一回り小さいくらいです。
イヤホンは2個合わせて約9gなので、片方で4.5g程度です。
ケース込みだと36gとなります。
軽量コンパクトな部類になりますね。
ペアリングの方法
TE-S1のペアリンング方法をご紹介します。
基本的にはクセの少ない設定方法でした。
ペアリングの方法
ペアリング方法は非常にシンプルで、ケースを開けるとペアリングモードになるのであとは接続する端末側のBluetoothで接続するだけです。
良くも悪くもクセは無いですね。
マルチポイントの使用感
マルチポイント接続は複数の機器に同時に接続をして、後で音源を鳴らし始めた機種に接続を切り替える機能で、TE-S1はこの機能に対応しています。
設定も簡単で1台の機種にペアリングを行い、一旦接続を解除してから別の機種に接続をする。
次に一旦接続を全て解除してから、起動すると一度接続したことがある機器全てに接続します。
おぉー!結構簡単!!
装着感
私が1番重視する「装着感」です。
- 長時間使用時の不快感
- スポーツなどでの利用時の安定感
この2点について検証してみました。
結論として、装着感は私にはあまり合いませんでした。
耳に半分はめ込む割には外音はしっかり聞こえますが、かなり耳の中に入り込む構造なので長時間使用していると少し耳が痛くなってきました。
また、動きの大きいスポーツシーンでは外れやすいと感じました。
イヤーウイング(ピース)を調整すればかなりマシになりますがそれでも、人によってはかなり外れやすいのではないでしょうか。
トリの場合はSサイズのイヤーウイングだとそれなりにフィットする感じでした。
音質
音質は音に深みや広がりは感じるものの、高音が少しつぶれ気味で、女性ボーカルの声などが少しこもった感じに聞こえがちでした。
軽い音質のambieとは真逆の感じですね。
ambieのイヤーカフタイプのイヤホンのレビュー
マイク性能
マイク性能は取り立ててすごく良いわけでありませんが、ワイヤレスイヤホンのマイクとしては必要十分な性能です。
通話などで利用する分においては、困らないレベルです。
本体の使用感
本体の操作性は非常にわかりやすくて、かなり良いです。
- 再生
- 一時停止
- トラック送り
- トラック戻り
- ボリュームアップ
- ボリュームダウン
- 音漏れ抑制モードのON/OFF
これらのことがイヤホンの操作だけでできます!
マラソンやジムでトレーニング中はなかなかスマホを持って操作するのは面倒なので、イヤホン単体で操作できる項目が多いのはかなり大きい。
個人的には欲しい機能が全部入っていて嬉しい!
少し気になったのは結構この操作音やペアリングを解除したり接続した時のアナウンス音が大きいこと。
確かに電子音やアナウンスがハッキリしているね。
好みが分かれるかも!
アプリの使用感
このイヤホンには専用のアプリ「SOUND ME」が用意されています。
- 音漏れ抑制モードのON/OFF
- 本体の操作ボタンの設定
- EQ設定
- ゲーミングモードのON/OFF
- 位置情報履歴
十分な機能がありますね!
むしろ豊富すぎるくらい!
ただし、位置情報の履歴はAirPodsPro2のようにリアルタイムの位置情報を示すものではなく、最後に使用した場所を記録するものになります。
位置情報履歴の画面
イコライザ調節
色々変えてみましたが、デフォルトが1番いい様に感じました。
AVIOT TE-S1の気になった点とそれをふまえてオススメな人
- 一般的なイヤホンの様に耳の中に入れて使えるスタイリッシュなモデルが欲しい。
- 細かく音質の調整ができるイヤホンが欲しい。
- スマホゲームを良くする。
- イヤホン本体をよく置き忘れる。
この様な人にはとてもオススメです。
装着感は「長時間利用の快適性」「スポーツ利用時の安心感」などには少し不安を感じましたので、そのあたりに期待をしている人はオススメしにくいです。
音質は悪くはないのですが全体的に重い感じの音質なので好みが分かれる所です。
軽い装着感を重視しないなら音質重視のTE-M1がオススメです。
あと、ペアリング解除がケースに閉まっても行われず端末側で切断することも多かったのが気になりました。
まとめ
- コンパクトでスタイリッシュなデザイン
- マルチポイント対応
- 本体操作もアプリも非常にわかりやすい
- 多機能で紛失防止機能などもある
- 接続が不安定さを感じる
- 耳への圧迫感を感じる
- スポーツシーンなどで激しい動きでは外れやすい
- イヤーピースがへたりやすい
- 操作時のアナウンスが結構大きい
非常に多機能な点は評価が高かったです。
1万円を切る価格帯でここまで機能が充実している点は凄い!
しかし、1つ1つの機能の完成度がそこまで高くないのと、もともとカナル型などが苦手なタイプの人は耳への負担軽減を重視するとイマイチと感じるかもしれません。
それでは良いお買い物を!
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