耳を塞がなイヤホン愛好家のトリダイです。
耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホンといっても様々な形のものがありますよね。
- ヘッドバンドタイプ
- イヤーフックタイプ
- イヤーカフタイプ
代表的なのはこの3つですが、私がこれまで使用してきたタイプでバツグンに付け心地がいいのがイヤーカフタイプなんですよね。
本当につけていることを忘れてお風呂に入りかけたことがあります!
ながら聴きイヤホンなら付けたまま普段通りの生活ができる
今回、ご紹介するambieのイヤホンはそんな「イヤーカフ型」をここまで浸透させたイヤホンの代表格と言ってもいい商品となっていて、3年前に発売された初代の機種も私も壊れるまでかなりヘビーに使っていました。
初代機種のレビュー
この記事では前作からの進化ポイントやその実際の実力などを詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
BEAMSコラボモデルも発売されています
<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴12年
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚弱い、イヤホンが苦手
- アクセサリーや衣装の一部としてイヤホンもおしゃれに装着したい
- 作業をしながらのながら聞きイヤホンを探している人
- 長時間イヤホンを装着する時間が長い人
ambie AM-TW02のAM-TW01(前モデル)からの進化ポイント
- ブリッジ部分を軟質素材と形状記憶ワイヤーに変更し、装着が簡単に。
- マルチポイント対応
- 急速充電に対応(5分の充電で1時間の再生可能)
- 本体カラーに新色2色を追加し4色展開に(前モデルは黒いと白のみ)
そのほかにも、20色の豊富な着せ替えsocks(AM-TW01共通)でカラーアレンジも可能となっています。
個人的にはマルチポイントに対応したことは非常に嬉しいポイントですね!
ambie AM-TW02の総合評価
それでは総合的な評価をまずはつけました。
比較項目 | 5段階評価 |
---|---|
音質 | (3 / 5.0) |
マイク品質 | (3.5 / 5.0) |
本体の操作性 | (2 / 5.0) |
装着感(不快感の無さ・取り回し) | (5 / 5.0) |
機動性(防水・外れにくさ) | (3.5 / 5.0) |
ペアリングのしやすさ(切り替え含む) | (4 / 5.0) |
アプリの使用感 | (3.5 / 5.0) |
総合評価平均 | 3.5点/5点 |
デザイン製の高さと軽い音質で長時間使用しても疲れにくい点がやはり魅力ですね!
ただ、音質や操作性は前モデルからの進化が少ない点は残念でした。
オーディオブックなどの声中心の配信等を聴くことがメインの人にはメチャクチャいいと思いますね!
ambie AM-TW02の基本情報
項目 | 機能 |
---|---|
価格 (2024年10月公式サイト参考) | 17,000円(通常モデル) 18,000円(BEAMSモデル) |
カラバリ | 全4色 (Green×Indigo、Flamingo×Beige、White×White、Black×Black) |
接続 | Bluetooth標準規格 Ver5.3 |
コーデック | SBC、AAC |
マルチペアリング | 10台対応 |
マルチポイント | 2台対応 |
連続再生時間 | 再生時間6時間。 ケース充電併用で最大24時間 |
片耳再生 | 対応 |
重さ | 片耳 約4.4g |
本体サイズ(縦・横・厚み) | 37mm x 63mm x 18mm |
防水性能 | IPX5(本体) IPX4(ケース) |
専用アプリ | あり |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
性能面で特筆すべき点はありませんが、基本的な要素は押さえてありますね。
この機種の最大の魅力はやはり、聞き疲れをしない音質とソックスを入れ替えることでデザイン変更ができる外観のカスタマイズ性の高さだと覆います。
実際の基本カラーバリエーションは以下の4パターンです。
前モデルは確か白と黒だけだったと思う!
最近のトレンドでもある、くすみカラーのグリーンやピンクも採用されていますね。
その他、BEAMSとのコラボモデルも同時に発売されていますので、このカラーリングが好みだという人は選んでもいいかもしれませんね。
ambie AM-TW02の同梱物
- イヤホン本体(ケース、イヤホン)
- 充電用USB-C to Aケーブル(L字)
- ソックスの案内
- 使用上の注意
- 簡易マニュアル(クイックスタートガイド)
最低限必要なものは入っている感じですね。
ただ、付属の説明書は本当に簡易なので詳しく文字情報で知りたい人はQRコードから飛んでオンラインマニュアルを見た方が良いと思います。
ambie AM-TW02のサイズ感・重量・外観
本体はイヤーカフ型と言うこともあり、かなりコンパクトです。
それに応じて、充電ケースもかなりコンパクトで手の中に納まるほど小さく、小さめのバッグやウエストポーチに入れても邪魔にならないですね。
ただし、ケースの材質はプラスチックのような素材でできていて、傷はつきやすく耐久性はあまり高くないと思います。
実際に前モデルの時にケースのヒンジの調子が悪くなったことがありますし、ケース表面にも薄い傷がたくさん付きました
かなり気に入って使い込んでいたので、仕方ないかもしれませんが…
重量は家庭用の計りだと片耳5g(公表値4.4g)です。
比較的軽い部類にもなりますし、つけていて負担ということはないと思います。
二つの球体のうち小さい方がスピーカーになっていて耳の内側に入ります。この2つの球体を繋ぐワイヤー部分が結構固めで、耳に挟み込むのに少し慣れが必要です。
充電部分は底面ではなく背面にUSB-C端子があります。
底面にある機種が多いので、個人的には充電中に少し違和感は感じましたがここは好みですね。
ambie AM-TW02は着せ替えでファッションの一部になる
ambieのイヤーカフ型のイヤホンはSocks(シリコンカバー)を入れ替えることで好きなカラーに変更することができます。
デザイン性にも重きを置いている機種なので、非常にいい発想ですね!
前モデルでもこのソックスは使えるので前モデルを使っている人もこの色とりどりの着せ替えを利用することができます。
ただ、交換は非常にしにくく色々調べていたらシリコンが破れてしまった例も多く見受けられるので交換の際には気をつけて作業をしてください。
カバーの付け方を工夫している例
ambie AM-TW02のペアリングの設定、切替使用
設定で一番困ることも多いペアリングについて詳しく解説します。
基本的にはよくある仕様ですが、今回初めて実装されたマルチポイントの切り替えについては非常に優秀でしたね。
ambie AM-TW02のペアリングの設定方法
どの端末にも接続していない状態でケースから出すとペアリングモードに自動的になります。
後は、音源側の機器でBluetoothの設定を開き、この機種を選べば接続は完了です。
一般的な仕様ですね。
ambie AM-TW02のマルチポイントの仕様
マルチポイントで2台目の機器への接続方法をご紹介します。
マルチポイントの設定方法
- この機種はスマホアプリ側でマルチポイントを制御できるので、非常に設定がわかりやすいです。
- アプリでマルチポイントをオンにして、マルチポイントのペアリングモードにする
- 音源となる機器(2台目)でこの機種を選択して接続する
マルチポイントで音源切り替え時の挙動
マルチポイント接続時の切り替えの仕様は、常に後発の機器が優先されます。
機器Aで再生中に機器Bで音源を再生すると再生がBで流している音源に自動で切り替わります。そして後発の機器の音源の再生を止めると、先に流していた音源の再生がまた自動で再開しますね。
先に流している音源を一旦、止めなくても切り替わるので非常に便利ですね。
AirPodsなども近い仕様ですし、切り替えのスムーズさもいいのですが音源の種類によっては切り替えがうまくいかなかったり挙動がおかしくなる場面もありました。
ambie AM-TW02の装着感は非常に快適
実際に装着したところです。
当然、このポジションなので眼鏡やマスクの着脱でも干渉しにくい点は嬉しいですね。
また、側から見ても非常にスタイリッシュで一見、アクセサリーのようにも見える点も特に女性には好まれるのではないかと感じました。
見た目だけでなく付け心地も前作同様にかなり快適ですね。
ただ、先でも書きましたがワイヤー部分は結構固めなので、片手で装着しにくい点はマイナスポイントですね。
AM-TW02は長時間使用しても耳が痛くならない
イヤーカフ型なので長時間の利用でも耳が痛くなりにくい上に、音質も比較的軽めの音質なので聞き疲れもしにくいです。
つまり、長時間の作業などには非常に適している機種だとは思います。
AM-TW02はスポーツ利用時の安定感もバツグン
イヤーカフ型は耳にがっちりホールドするため、かなり激しい運動をしてもズレるようなことは無いです。
特にこの機種はかなりがっちり耳にホールドするので、かなり激しい運動でも利用できると思います。
防水性能もそこそこある(IPX5)↓ので汗を結構かいても大丈夫ですね。
IPX5の防水機能は、突然の雨に遭遇しても故障しないレベルで、水中に落ちたらすぐに取り出せば問題なく使用できます。
ambie AM-TW02はかなり軽い音質
音質はかなり軽く、音の分離感や感じますが低音は本当に響かないので、音の厚みを感じることは無いです。
音の厚みだったり低音もしっかり楽しみたい人にはかなり物足りない音質になると思いますね。
アプリでイコライザ設定で調整はできるのですが、前モデル同様調整しても変化率がかなり弱めで、音質を劇的に変えることはできないです。
なので、音楽にしっかり浸って聞きたいとか、迫力ある音質で聞きたいといった人では物足りない機種となっています。
その代わり長時間使用していても聞き疲れしにくいですし、人の声はクリアに聞こえるので、オーディオブックや音声学習などには非常にむいていると感じました。
いい意味で深みのない音質って感じかな?
ambie AM-TW02のマイクは室内利用なら十分な性能
マイク音質はまずまずといったところで、凄い音質が良いとまでは言えませんがWEB会議などで使う分には十分な性能があるとは思います。
一応、ノイズキャンセリングはあるようですが、あまり強力ではないので結構ノイズ的に拾っているように感じました。うるさい環境下では声が聞き取りにくいかもしれませんね。
なので、会議室でのWEB会議やテレワークで自室でのWEBミーティングなどで利用するのがベストだと感じました。
ambie AM-TW02は本体の操作性はイマイチ
本体操作は耳の後ろの部分に位置することになる物理ボタンで操作します。
手が濡れていても正確な操作ができる物理ボタンが好きな私ではありますが、この押しにくさは正直、イマイチポイントでした。
前モデルの時もイマイチポイントでしたが改善されていませんでした(泣)
まず、装着しているとボタンの位置が非常にわかりにくく場所を探すことが困難で、ボタン位置がわかっても装着したままだと、かなり固いので押そうとしても耳のしなりと相まって余計に押しにくいです。
操作は端末側(スマートフォンやパソコン)でした方がストレスはない気がしましたね。
手探りで探しても本当にわかりにくい!
耳の背面に来るのではなく後ろの球をつまむ動作とかで操作できると操作性は上がると思う!
実はこの点は前作でも感じていた点で今作も変更されていなかったので、次作ではぜひ改善して欲しいですね。
専用アプリ「ambie」の使用感
前作まではイコライザの設定位しか利用用途がない上に、そのイコライザの設定をしても非常に弱かったので、アプリの価値をあまり見出せませんでした。
今回もそのイコライザ部分は改善されていませんでしたが、マルチポイントの設定ができたり、アプリ上のビジュアルもソックスの色味を反映させた設定ができるので利便性は上がっていますね。
とはいえ、先にも書いた通りイコライザ設定はあまり効かない点と本体操作の設定項目に音量調整がない点は前作同様に残念ポイントですね。
曲のスキップと音量調整は1番よく使う機能だと思うし、この2つは全メーカーマストでおさえて欲しいなー
ambie AM-TW02がオススメな人
- 長時間のオフィスワーク・WEBミーティングのお供として使いたい人
- テレワークが多い人
- マラソンなどの長時間のワークアウトのお供として利用したい人
- イヤホンをつけている感じを出したくない人
このイヤホンはファッションの一部としても自分のスタイルにも合わせやすく、さらに音質が軽いのでかなり長時間使っていても耳が痛くない機種になっています。
作業用であったり、着けっぱなしにする日常使いとして使うユーザーに非常に
また、防水性能もそこそこありますし、他のイヤホンに比べて耳にがっちりホールドされますのでスポーツシーンなどでもかなり本格的に利用できると思います。
私はマラソンを結構するので本格的に使えるシーンは多そうです!
まとめ:ambie AM-TW02はデザインと付け心地が最高
- イヤーカフ型ならではの付け心地の軽さ
- マルチポイント対応で挙動もAirPodsに近い
- 音質が軽く聴き疲れしにくい
- 利用シーンや自分のスタイルに合わせた着せ替えが可能
- 本体の操作ボタンが非常に押しにくい
- 音質がかなり軽く低音の響きを感じにくい
- アプリの設定項目が貧弱でイコライザの設定をしても音質の変化を感じにくい
- 音量調整をイヤホン本体で行うことができない(アプリでボタン割り当ても不可)
今回はイヤーカフ型のイヤホンの元祖とも言えるambieの新型「AM-TW02」をご紹介しました。
デザイン性はそのままに前作を見事にパワーアップさせてくれています。ただ、個人的にはマイナーアップデートかなといった印象。
デザインはそのままでも音質面や使用感をもっと変化させてくれていたら、もっと幅広い層に刺さる商品になったと個人的には思うんですよね。
ただ、私のようなデスクワークのお供や家事や作業のお供としてライトに使用するのであれば前作同様にかなりいい機種だと思いますので、ぜひ作業や日々のおしゃれアイテムの一部にイヤホンをしたい人はぜひ検討してみてください。
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