耳を塞がないイヤホンマニアのトリダイです。
今回はNTTグループより立ち上がったブランドメーカーnwm(ヌーム)から発売されている完全ワイヤレスイヤホンのMBE001を実際に購入したのでレビューします。
このイヤホンは耳を塞がないイヤホンなのに音漏れを非常に抑えて高音質なことが特徴!とのこと
実際の使用感を検証してみます!
<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴12年
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚弱い、イヤホンが苦手
- 耳を塞がないイヤホンが欲しいけど音漏れが気になる人
- 軽い付け心地の耳を塞がないイヤホンが欲しい人
- カフェなどで作業時に手軽に使うイヤホンが欲しい人
総合評価
それでは総合的な評価をまずはつけました。
比較項目 | 5段階評価 |
---|---|
音質 | (3.5 / 5.0) |
マイク品質 | (3 / 5.0) |
本体の操作性 | (4.5 / 5.0) |
装着感(不快感の無さ・取り回し) | (4.5 / 5.0) |
機動性(防水・外れにくさ) | (3 / 5.0) |
ペアリングのしやすさ(切り替え含む) | (3 / 5.0) |
アプリの使用感 | (2 / 5.0) |
総合評価平均 | (3.4 / 5.0) |
音ゲーなどをしないのであれば、普段使いとしては悪くない使用感だと感じました。
装着感の軽さが本当にいいところですね。
ただ、ペアリング関係の貧弱さやアプリに不具合が多いのでそこが残念なところですね。
基本情報
基本性能は以下の様になります。
項目 | 機能 |
---|---|
価格 | 24,200円 |
カラバリ | ダークブラウン |
接続 | Bluetooth標準規格 Ver5.2 |
コーデック | SBC、AAC,、aptX |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント | 対応(2台まで) |
連続再生時間 | 再生時間6時間。 ケースにバッテリー機能なし |
片耳再生 | 対応 |
重さ | 片耳 約10g |
本体サイズ(縦・横・高さ) | 51.6×52.4×13.2 mm |
防水性能 | IPX2 |
専用アプリ | あり |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
このほかにも装着検知機能もあるので、着脱するだけで再生と一時停止が自動で行われます。
バッテリー性能がそこまで高くなかったり、ケースサイズも大きいことから長時間の外出先での利用は想定していない機種だと思われます。
なので、自宅内での利用や通勤通学の行き帰りのみといったある程度固定の時間の範囲で使うことに適している機種になります。
MBE001の特徴
この機種の最大の特徴はオープン型なのに音漏れが非常に少ないという点です。
NTTが開発したPSZ(パーソナライズド・サウンド・ゾーン)技術により、ドライバーが耳から離れているのに音漏れを抑制してくれます。
とはいえ音質も犠牲にしておらず、12mm口径ドライバー搭載で音質もかなり高いレベルで保持している商品になっています。
実際に音漏れも少なく、音質もかなりいい方だと感じました!!
同梱物
内容物は
- 本体&充電ケース
- 操作マニュアルカード
- 取扱説明書(日本語。英語)
- USB-A to USB-Cケーブル
同梱物はシンプルですが、付属の操作マニュアルは非常にシンプルながらわかりやすいです。
サイズ感・重量・質感
ケースサイズは12センチほどありかなり大きいです。
ただ、イヤホン自体は片耳で10gと比較的軽く、実際に付け心地も軽くてながら聴きとしてはとても良かったです。
本体の質感はサラサラしたマット加工のダークブラウンのボディカラーで非常に質感もいいですね。
ペアリングのしやすさ・安定性
この機種は同時にエアリングができる機器が1台のみです。
しかも機器の切り替えは現在、ペアリングしている機器からのペアリングを1度解除して、新しい機器でペアリングをし直すことをしなければなりません。
2023年9月19日のアップデートにてマルチポイント接続に対応します。
2台までですが、多くの人はこれで十分だと思います。
アプリで設定できるようですね!
これによってこの機器の1番のデメリットは無くなったと言えますね!
装着感や運動時の安定性
装着したところはこの様な感じになります。
今回はあえてメガネをかけた状態で装着しましたが、メガネと干渉することもなかったです。
それでは、実際の私が使用してみての装着感などを詳しくお伝えします。
長時間使用時の不快感
装着感に関しては相当良いです!
長時間つけていても、耳が痛くなることがほとんどなかったので、長時間の音楽視聴やリモート会議などでも負担は少ないと思います。
運動時の安定性
軽くランニングをしてみましたが、軽い付け心地とは裏腹にずれたり落ちたりすることはなかったです。
ただ、防水性能は比較的低くく(IPX2)、垂直方向からの水にしか耐性がないということになるので、運動時の利用には向いてないです。
音質
音質は耳を塞がないイヤホンとしてはまずまずいい方だと感じました。
比較的、低音も感じますしアプリで音質の制御も結構しっかりできるので、ハズレのない音質を得られると感じました。
マイク性能
マイク音質もかなりいい方ですね。
多少のこもった感はありますが、ワイヤレスイヤホンの音質としては十分だと感じるレベルでした。
本体の操作性
操作も非常にクセが少ないとと感じました。
よく曲の再生停止はできても音量調節はスマホなどの音源側でするしかないといった機種もあるのですが、この機種は再生・停止、曲のスキップ、曲戻りもイヤホンだけで操作可能です。
このくらい備わっていれば十分だね!
アプリの使用感
ここではアプリの使用感をご紹介します。
アプリでできること
- 操作確認(オーディオ再生時、通話時)
- 音質設定(5種類)
- ノイズ低減強度
- 最大音量制限(85dB以下)
操作確認はあくまで操作の確認のみです。
残念ながら自分好みのボタン操作のカスタムはできません。
音質の調整はしっかりわかるレベルで変わります。
私もこの設定を変えるだけで、好みの音質にかなり近づけました!
ただ、細かく調整をしたい!自分のこだわりがあるという人には不向きかもしれません。
個人的にはアプリの使用感はかなりいい方だと感じましたが、それ以上にアプリの不安定さが気になりました。
原因は不明ですが、イヤホンとアプリとの接続が切れることが、頻発します。
アプリストアの書き込みを見てもアプリと接続できなくなった関連の低評価が目につくね…
機器の登録自体を完全に解除して、再ペアリングを行なった上でアプリとの再接続をすれば私の場合は治ることが多かったです。
これをやっても直らない場合には再度ペアリングを解除して〜を繰り返せば改善する人が多い様です…が、ちょっと不安定ですね。
MBE001がオススメな人
この機種を使い倒してみて、自信を持ってお勧めできる人はこんな人です。
- 軽い付け心地の耳を塞がないイヤホンを探している人
- 使用シーンがオンライン会議中のみ、通勤・通学時のみのように限られている人
- 耳を塞がないイヤホンでも音質は妥協したくない
- オープン型のイヤホンは音漏れが気になる
逆にこのイヤホンが向いていない人はこの様な人です。
- スポーツシーンで使用したい
- 1日中、外出先で使用したい
水性能の低さ、バッテリー性能の弱さが使用シーンを少しせばめますね。
まとめ
- 付け心地が非常に軽い
- オープン型としては音漏れが少ない
- 装着検知機能がある
- 連続再生時間が6時間と短め
- アプリの認識が悪く、頻繁にアプリとの連携ができなくなる
- ケースサイズは比較的大きいのにバッテリー非搭載
自宅でながら聴きをするには非常に優れたイヤホンと言えると思います。
ですが、長時間利用やスポーツ時などには不向きと言えるので、利用シーンを選ぶイヤホンですね。
もし、自分の利用シーンにハマる人がいれば十分候補に挙がる機種になります。
それでは、良いお買い物を!
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