耳を塞がないイヤホン愛好家のトリダイです。
最近、いろんなイヤホンを聴き比べしてみて「やっぱり価格と音質は比例するのかなぁ」と思うことも多々ありました。
しかしながら今回、ご紹介するSOUNDPEATSさんの「Breezy」を視聴してその考えがぶっ飛ぶ思いをしました!
1万円を下回る機種でこの音質は凄い!!
今回は以前にレビューしたこともある同じくsoundpeatsから発売されているオープンイヤーイヤホンのGoFree2と比較しながら、詳しくレビューしていきますのでぜひ最後まで読んでみてください!
2024年11月30日(土) 23:59 まで
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<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴12年
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚弱い、イヤホンが苦手
- コスパが良い耳を塞がないイヤホンを探しているが音質も妥協したくない人
- 自宅で周囲の音を聞きながら作業をしたい人
- 多機能かつ値段が抑えめなオープンイヤー型のイヤホンを探している人
Breezy 総合評価
それでは総合的な評価をまずはつけました。
比較項目 | 5段階評価 |
---|---|
音質 | (4.5 / 5.0) |
マイク品質 | (3.5 / 5.0) |
本体の操作性 | (4 / 5.0) |
装着感(不快感の無さ・取り回し) | (3.5 / 5.0) |
機動性(防水・外れにくさ) | (3.5 / 5.0) |
ペアリングのしやすさ(切り替え含む) | (4 / 5.0) |
アプリの使用感 | (5 / 5.0) |
総合評価平均 | 3.9/5.0点 |
全体的に非常にレベルの高いイヤホンだと感じました。
特にアプリによるカスタマイズで音質は飛躍的に向上しますし、この音質でこの価格は非常にコスパ的にも良い機種だと思います。
ただ、マイク品質は少し物足りなさを感じる点と防水性能はあまり高い方ではない点から、万能に使える機種というよりは室内でそれなりに良い音で楽しみながら、周囲の音も聞きちゃいという人に1番刺さる機種だと感じました。
SOUNDPEATS Breezy のスペックとGoFree2と比較
項目 | Breezy | GoFree2 |
---|---|---|
公式サイト価格 (2024年10月時点) | 6,680円 | 7,880円 |
カラバリ | ブラックのみ | |
接続 | Bluetooth標準規格 Ver5.4 | Bluetooth標準規格 Ver5.3 |
コーデック | SBC、AAC | AAC、SBC、LDAC |
マルチペアリング | 2台 | |
マルチポイント | 対応 | |
連続再生時間 | 再生時間:約10時間 最大40時間 (充電ケース併用) | 再生時間9時間 最大35時間(充電ケース併用) |
片耳再生 | 対応 | |
重さ | 片耳 約9g | |
本体サイズ(縦・横・高さ) | 49mm x 40mm x 14.1mm | 49.84mm x 38.56mm x 22.24mm |
ケースサイズ(縦・横・高さ) | 82.62×54.06×27.43mm | 84.4mm x 65.3mm x 28.9mm |
防水性能 | IPX4 | IPX5 |
専用アプリ | あり | |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
今回紹介するBreezyはごFree2とかなり性能面では似ていて、よく求められる要素はしっかり押さえてありますね。
カタログスペック上ではコーデックや防水性能の面でGoFree2の方が少し優秀といったところでしょうか。
BreezyとGoFree2の主な違いを簡単に紹介
- Breezyはイヤーフックがプラスチックで角度調整可能。GoFree2はシリコンで柔らかく着けやすい
- Breezyは力強い重低音が特徴でドンシャリ傾向がある、GoFree2はよりバランスの取れた音質
- Breezyの方が音の広がりを感じやすい
- Breezyの方がGoFree2よちも1000円以上値段が安い
- コーデックに関してGoFree2はLDACに対応しているのに対し、BreezyはAACとSBCのみ
私のiPhoneで流した音源の視聴ではBreezy方が圧倒的に良かったですね!
Breezyの同梱物
- Breezy本体
- 充電ケース
- TYPE-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- アプリガイド
必要なものは一通り揃っていますね。
正直、説明書は少し見にくかったです。日本語でも書かれているのですが6ヶ国語分をひとまとめにした説明書なので、イラストの要素に対する日本語の箇所がどこなのかを探すのが一苦労でした。
場合によってはタイトルに対して日本語はページをまたがないといけない場合もあるのは不便だった
Breezyのサイズ感・重量
今回もShokzのOpenFitを比較対象としました。
Breezyはサイズ的にはOpenFitにかなり近い感じで、GoFree2より一回り小さく、比較的コンパクトな機種ではないでしょうか。
ケースも比較的コンパクトでかなり扱いやすいと思います。
Breezyのペアリングのしやすさ・安定性
次にペアリングについてご紹介します。
ペアリングに関しては使い勝手に大きく左右する要素になりますしね。
Breezyのペアリングの方法
初回のペアリングはケースを開けると自動でペアリングモードになるので接続したい機種のBluetooth設定から接続ができます。
手動ペアリングのやり方は、ケースに本体を戻してケースにあるボタンを3秒長押しすると白いランプが点滅してペアリングモードになります。
個人的にはこのケースににあるボタンを使ってペアリングをする方法は手動ペアリングとしては安定してできるのでかなり好きですね
Breezyのマルチポイントの仕様
マルチポイント接続方法
- 1台目の機器とペアリングをする
- 1台目の機器との接続をBluetoothをOFFにするなどして切る
- 2台目の接続したい機器と手動ペアリングをする
- 1台目のBluetoothをオンにすることでマルチペアリングが確立する
マルチポイントの仕様
- 先に流している機器の音源の再生を止める(ブラウザやプレーヤーを終了させなくても良い)
- 別の流したい機器の再生を開始すると再生機器が切り替わる。(先に流している機器の再生を止めないと切り替わらない)
マルチポイント対応イヤホンの代表的な設定方法と仕様とはいえますが、この設定方法は個人的には、まぁまぁ面倒なのでアプリなどで制御する仕様にしてくれたら利便性がもっと上がったのに…とは感じました。
ただ、マルチポイントの精度は非常に高く切り替え時のノイズやラグはほとんどないので非常使い勝手は良いです!
Breezyの装着感や運動時の安定性
この機種の耳に欠けるフックはプラスチックでできていてカチカチと多段階で調節できる仕様になっています。
このタイプはシリコンの柔らかいフックと比較して雑に耳に装着しにくい反面、耳にガチッとホールドできるメリットもあります。
ワークアウト中に不意に外れた際に付け直すのが少し手間ですね
ちなみに、メガネやマスクをつけていても問題なく使用はできますが、この手のタイプはメガネやマスクを外す際に引っかかって一緒に落下する場合があるのは注意ですね。
長時間使用時の不快感はほぼないが人による
私の場合には長時間使用してもそこまで不快に感じることは無かったです。
3時間くらい連続使用してみました!
ただ、フック部分が固い素材なので耳が痛くなると言うクチコミもあるようなので、好みはわかれると思います。
スポーツ利用時でも安定感はあるが向いていない
装着時して体が揺れるような場面でもズレたり外れるようなことは無かったです。
ただ、長時間のスポーツには向いていないと思います。
- イヤーフックが固いので1時間以上のランニングなどで耳に痛みが出る人もいそう
- ランニング中に外れた際にパッと雑に付け直すことが難しい
- 防水性能がIPX4なので汗を大量にかくようなシーンには向いていない
なので、この機種はスポーツシーンで使うというよりも、自宅で音楽を楽しみながらの作業や家事をする際に利用することに向いていると思います。
Breezyの音質はかなりレベルが高い
音質はメチャクチャ良いですね!(正直、驚いた)
メーカーさんも言っている通り、どちらかと言えば低音が強めでドンシャリ系の音質ですが、音の分離感や奥行きも感じます。
ただ、低音が強めに全体的を振っているので、少しこもった感じはします。
軽い音質が好きな人やトーク中心で聴く人向けではないかもしれません。
ただし、デフォルトだと音質はイマイチでこもった感が強いのですが、ダイナミックEQをオンにしてアダプティブイコライザーで自分の聴力の帯域に合わせたカスタムをすると一気に音質が化けました!
さすがに、音質に定評のあるBoseの「Bose Ultra Open Earbuds」と聞き比べると、空間オーディオ対応の差もあって少し見劣りしますが、Breezyは長時間使っても聞き疲れしにくかった点と「Bose Ultra Open Earbuds」よりも圧倒的に価格が安い点で個人的には十分満足です。
それでも価格は3分の1だし、十分だよね!
Breezyのマイクは騒がしい環境には不向き
マイク性能は悪くはないですが、この手の対応のイヤホンにありがちな少しこもったような部分がある音質です。
まぁ、良くも悪くも普通です。
マイク品質は音質、使用シーンどちらの面でもあまり期待はできないですね
ただし、ノイズキャンセリング機能は搭載している者の、かなり弱くて騒音下では騒音をかなり拾ってしまいますね。
やはり、この点を見ても室内向けですね。
Breezyの本体の操作性は非常にいい
Breezyはタッチセンサーを採用しています。また、ペアリング用にケースにも専用ボタンが配置されています。
本体の操作は汗をかいていたり、手が水濡れしているとしにくいですが、そのような状況でなければタッチ感度は悪くないですし、押すポイントもわかりやすいです。
全体的な操作内容自体も後述するアプリでかなり柔軟に変更可能なので比較的使いやすいと感じました。
専用アプリ「PeatsAudio」は非常に優秀
PeatsAudioでできること
- タッチコントロールの無効
- ゲームモード(低遅延)
- ムービーモード
- ダイナミックEQ
- コントロールをカスタム(タッチセンサーの操作変更)
- イコライザー設定(アダプティブ、プリセット、カスタム)
- 本体のファームウェアアップデート
先にも書いた通り、このアプリは必須級でイコライザーによる音質の調整は必須ですね!
特にアダプティブイコライザーによる音質調整の恩恵は大きいですね!
逆にアプリで音質の調整をしないと音質はイマイチと言っても過言ではないです。
個人的には「ダイナミックEQ」をオンにして、アダプティブイコライザーを設定して使うのが1番音質的に好みでした。
あと、タッチセンサーの変更の幅も広く自分好みにカスタムできますし、アプリの完成度としては高いです。
デフォルトのままでも普通に使いやすいですが、カスタマイズをすることも可能です。
しかも、カスタマイズの幅も広く、このイヤホンでできることをほぼ全てタッチコントロールで好みに割り当てることができるので非常に便利ですね。
ただ、1点欲を言うならば先にも書いた通りマルチポイント接続の制御もアプリ内でできるようになっていると良かったですね。
SOUNDPEATS Breezyがオススメな人
- 耳をふさがないイヤホンでも音質(特に低音の響き)に妥協したくない
- スポーツシーンのお供ではなく自宅でコンテンツを楽しむ用途として使いたい
- コスパのいい耳をふさがないイヤホンを購入したい
このような人にめちゃくちゃオススメしたいです!
今まで私が利用してきたオープンイヤー型のイヤホンの中でもこの価格帯でここまで低音が響いて音の深みが出るイヤホンは少なかったです。
逆にトークメインのコンテンツなどでは音質面のアドバンテージを感じることは少ないと思いますし、防水性能やマイクの面で不安があるので屋外での使用かつトークメインのコンテンツを利用する人は別の商品を探した方がいいですね。
購入前に使用シーンをしっかり考えた方が良い機種とも言えますね。
まとめ:Breezyは音楽好きにはオススメしたい
- 1万円を下まわる価格なのに多機能高音質で非常にコスパが良い
- マルチポイント対応
- マルチポイント対応
- 本体も操作しやすくアプリ設定の幅も広く非常に使いやすい
- イヤーフックが硬い素材のため、付け心地の好みが分かれる
- 防水性能がそこまで高くないので、汗をかく場面では使いにくい
- マイクのノイキャンが弱い
2024年11月30日(土) 23:59 まで
~5%OFFクーポンコード~
BRZYHR1017
※本クーポンコードは、Amazon商品ページ掲載のクーポンと併用可能です。
SoundpeatsさんのラインナップにBreezyよりも価格も高くLDACにも対応したGoFree2があるので正直、音質面の期待はしていませんでしたが、使えば使うほど、オープンイヤーイヤホンの中でもかなり音質レベルの高い商品だと思い知らされる結果となりました。
今とりあえずオープンイヤー型のイヤホンを試してみたい!という人には非常におススメしたい機種です。
それでは、良いオープンイヤーライフを!
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