ランニングが趣味のトリダイです。
実は定期的にマラソン大会にも参加していて、その際に愛用しているのがShokzのOpenMoveという骨伝導イヤホンなんです。
トリは他にもいっぱいイヤホンを持っているのになんでその機種を使っているの?
音質面だけなら他の製品の方が良いと感じることはあるんだけど、ランナーだからこそ感じるメリットがShokz製品にはあるんだよね。
- 付け心地が軽く、最近は頭の小さな女性などにも合うminiサイズもラインナップしている
- コントロールに物理ボタンを採用していて汗をかいても操作しやすい
- 骨伝導タイプは汗などの侵入が少なく、数値以上に防水性能が高い
- ネックバンド式で外れて紛失などを気にすることが少ない
- カラバリが豊富で男女問わず好みを出せる
フルマラソンを毎年何回も走る友人が何人かいるのですが、全員Shokzの製品を使ってるよ!
特にShokzにはランナーやスポーツシーンに適したRunシリーズというラインナップがあり、今回そのRunシリーズの上位モデルの「Shokz OpenRun Pro」をさらにパワーアップした「Shokz OpenRun Pro 2」が発売されました。
1番の進化ポイントはどこなのかな?
1番の進化は「音質の向上」だね。
今回のモデルは骨伝導だけでなく、空気伝導も併用する形に変化したことで音質アップを実現したみたいだね!
<PROFILE>
- 元家電量販店スタッフ
- Mac・通信コーナー責任者
- Mac使用歴12年
- Apple Sales Professional
- ズボラ、手が小さい、皮膚弱い、イヤホンが苦手
- スポーツシーンで利用するイヤホンを探している人
- テレビ会議だけでなく、音楽鑑賞にも使える耳を塞がないイヤホンが欲しい人
- ランニング時のコーディネートもオシャレにこだわりたい人
Shokz製品のラインナップの比較
今回は同じRUNシリーズとエントリー機のOPENMOVEと空気振動タイプのOPENFITを比較してみました。
商品名 | OPENRUN PRO2 | OPENRUN PRO | OPENRUN | OPENMOVE | OPENFIT |
発売年度 | 2024年 | 2022年 | 2022年 | 2020年 | 2023年 |
カラー展開 | ・大迫傑モデル ・ブラック ・オレンジ | ・キプチョゲ限定エディション ・ブラック ・ブルー ・ベージュ ・ピンク | ・ブラック ・グレー ・ブルー ・レッド | ・グレー ・ブルー ・ホワイト ・ピンク | ・ブラック ・ベージュ |
ドライバー方式 | 骨伝導+空気振動 | 骨伝導 | 骨伝導 | 骨伝導 | 空気振動 |
本体操作 | 物理ボタン | 物理ボタン | 物理ボタン | 物理ボタン | タッチセンサー |
アプリ対応 | ○ | ○ | × | × | ○ |
Bluetooth | Bluetooth® 5.3 | Bluetooth® 5.1 | Bluetooth® 5.1 | Bluetooth® 5.1 | Bluetooth® 5.2 |
コーデック | SBC | SBC | SBC | SBC | SBC、AAC |
連続駆動時間 | 12時間 | 10時間 | 8時間 | 6時間 | 本体:7時間 ケース併用:28時間 |
充電時間 | 1時間 | 1時間 | 1.5時間 | 2時間 | 本体:1時間 ケース:2時間 |
待機時間 | 最大10日 | 最大10日 | 最大10日 | 最大10日 | 最大10日 |
防水・防塵 | IP55 | IP55 | IP67 | IP55 | IP54 |
充電端子 | USB-C | 独自端子 | 独自端子 | USB-C | USB-C |
重量 | 30.3g | 29g | 26g | 29g | 本体:8.3g ケース:57g |
メーカー希望 小売価格 | 27,880円 | 23,880円 | 17,880円 | 11,880円 | 24,880円 |
販売ページ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ちょっとずつ進化していますね。
重量などは少し増えていますが、そこまで重さは増えたと感じませんでした。
RUNシリーズの中では唯一、充電端子がUSB-Cになったことも嬉しいユーザーも多いと思いますね。
※2024年にOpenRUNもUSB-Cモデルが発売されました
総合評価
まずは、総合的な評価をつけました。
比較項目 | 5段階評価 |
---|---|
音質 | (4 / 5.0) |
マイク品質 | (4 / 5.0) |
本体の操作性 | (4.5 / 5.0) |
装着感(不快感の無さ・取り回し) | (4 / 5.0) |
機動性(防水・外れにくさ) | (4 / 5.0) |
ペアリングのしやすさ(切り替え含む) | (4,5 / 5.0) |
アプリの使用感 | (4 / 5.0) |
総合評価平均 | 4.1 |
確かにこれまでの骨伝導単独のドライバーのものと比較して音質は格段に向上していると感じましたし、マイク品質や総合的な操作性などは過去モデル同様に非常に使いやすいです。
あと、締め付け感も過去モデルと比較してもかなり優しくなっていて、長時間使用も苦にならない作りになっている点も個人的にはうれしいいポイントでしたね。
ただし、音質は確実に向上はしていますが、私も使用しているOpenFitのようにどちらかというと音質面に重きを置いた機種と比較した際には少し劣るように感じました。
本体仕様・同梱物
今回、メーカー様からお貸しいただいた機種は大迫先生選手限定モデルだったのでパッケージにもガッツリ大迫先生選手が載っていますね。
それでは本体の詳細な仕様などをご紹介します。
同梱物は必要なものが揃っている
- ユーザーガイド
- 大迫選手のポストカード
- 製品保証書
- 製品注意事項
- 本体&キャリングケース&USB-C to Aケーブル
必要なものは一通り揃っていますね。
ちなみに、ケースの中身はこんな感じです。
充電用のケーブルは非常に短いのであくまで外出時の緊急用として利用するレベルだとは思います。
最近では珍しく紙ベースのユーザーガイドも付属していました。
操作に慣れるまで、操作方法をサッと確認したい時に意外と役に立つんですよねー
お借りした貸し出し機付属のマニュアルはは全て英語での記載ではありますが、実際に日本で購入した場合には全て日本語のマニュアルだそうです。
とはいえ、図もありますし直感的にわかりやすいと思います。
そもそも、本体の操作もボタンのアイコンなどでわかりやすいし、確認するのはマルチファンクションボタンの操作パターンくらいかな?
ケースはシリコン製で軽くて耐久性は高そうです。
ただし、表面には細かい傷は結構つきそうな質感なのと、チャック部分は布なので防水性は高くないかもしれませんね。
水に落としたりすると浸水はしそうな気がするね
サイズは少し大きいが2種類から選べるので安心
全体のサイズ感は完全分離型と比較すると少し大きいと感じる人も多いと思います。
折りたたんだりできないし、ケース込みだと余計に大きく感じちゃうよね。
今回は音質の向上が最大の特徴ですが、それに伴ってエントリー機のOPENMOVEと比較すると振動肢の部分が少し大きくなっています。
ただ、ほんの少し大きくなったかな?程度なので過去モデルを使っている人でも驚くようなことはないと思います。
サイズ感は横が大体10cm、縦が13cmくらいですね。
標準サイズは比較的大きいと思いますが、別に頭にピッタリフィットさせる必要はないので少し余裕があるくらいでちょうどいいと思います。
あと、最近のRUNシリーズはmniサイズも用意されているのでサイズが合わないと思ったらminiサイズを選ぶこともできるので、その点はいいですね!
サイズが不安な人は下のサイズ感の違いや動画を参考にして選んでくださいね。
Shokz公式が出しているサイズ選びの動画
充電端子はUSB-Cを採用
これまでのRUNシリーズは独自のマグネット充電端子を採用していましたね↓
防塵防水性能を高めるためという意味もあったと思いますが、今回のOPENRUN PRO2は防塵防水性も保持しつつ、汎用性の高いUSB-Cを採用してくれています。
充電ケーブルを極力まとめたい、少なくしたいユーザーにとっては非常に嬉しいのではないでしょうか。
独自端子はケーブルが破損した際にも気軽に買い直せない点もデメリットだったので、この変更は嬉しい!
重量は公表値の通り
次に重量を再確認してみました。
公表値は30.3gで、私が量った値は31gでしたが誤差の範囲ですね。
完全分離型と比較したら重いようにも感じますが、ネックバンドタイプは頭全体で支えるので特に付けていて重いと感じることはないです。
ただ、後で詳しく触れますが私の場合は2〜3時間利用していると耳の上部が少し痛くなる感覚はありました。
ペアリングのしやすさマルチポイント接続も超簡単
Shokzの製品はこのあたりの使い勝手が非常にわかりやすいです。
ペアリングは電源ボタン長押しをするとペアリングモードになるので、あとは接続する機器側でペアリングするだけですね。
マルチポイント接続はスマホアプリから行います。
デフォルトではオフになっているので、オンにしないといけないね。デフォルトでオンにしてくれてればいいのに
オンにすると2台目の接続を行うためのペアリングモードに自動で移行するので、そこで2台目となる機器の接続をすればOKです。
マルチポイント接続の仕様を解説
この機種のマルチポイント接続の仕様を詳しく解説します。
マルチポイント接続は自分の中では必須の機能なので、どのような仕様かめちゃくちゃ大切です!
機能 | 仕様 |
---|---|
マルチポイント接続できる台数 | 2台 |
接続の切り替え | 先に音源を流している機器が優先される。先に流している音源を一時停止でもいいので止めて、もう一方の機器で音源を流すとそちらにペアリングが移る。 |
AirPodsのように後発の機器が優先されるタイプではないのと、2台までという制限があります。
とはいえ、最近発売されているイヤホンに1番多い仕様なので良くも悪くも普通ですね!
装着感や運動時の安定性
最初に装着した時の感想は
「ちょっとゆるゆるじゃないか?運動時に落ちないかな?」
過去モデルと比べても締め付け感が本当に少なくて逆に心配になりましたが、正直全く問題なかったです
これまでのヘッドバンドタイプの中でもトップクラスに締め付け感が少ないですが、ランニングもしてみましたがそこまで揺れませんし、ズレることもなかったです。
あと、個人的に一番嬉しかった進化ポイントとして、こめかみに触れる振動肢の部分の振動によるビリビリ間が全くなくなっています。
人によってはこの振動でかゆくなったり、不快感につながっていたポイントなんだよね!
過去モデルだと骨伝導だけが音源元だったのでどうしても避けられない要素だったとは思いますが、今回のモデルは空気振動を併用したこともあって全く振動をしなくなっていますね。
これまでの骨伝導が苦手という人も安心して使えると思いますね!
次に、長時間の装着感はどうかというと、2,3時間くらいまでは余裕でつけていることはできますが、私のように少し敏感な人だとその後は少し耳への痛みなどが出て気になる人もいるかな?といった印象です。
最近多い、耳に引っ掛けるタイプの方が痛くならないという声もあるようですね。
音質は骨伝導イヤホンの常識を超えた
音質については普段使いの中では申し分ないです!装着感の良さも相まってランニングなどのスポーツシーンで使うイヤホンとしては最高だと感じました。ただ、音質にこだわった音楽鑑賞目的で使用するとなると少し他の製品に劣る印象は受けました。
ロック、クラシック、J-POPなど幅広い曲で視聴してみました。
実際に今回、同じShokzのOPENFITと比較してみたところ、重低音やビート音などがOPENFITの方がしっかり効いていて音の深みを感じることが出来ました。
耳をふさがないイヤホンで他にも音質に特化した機種は同価格帯でもあるので音質だけを求めて選ぶと後悔するかもしれませんね。
ただ、この機種を選ぶ人のメインの用途はスポーツシーンやオールマイティな使い方をされる人が多いと思うので、このレベルの音質が出せれば全く問題ないと個人的には感じました。
過去モデルと比較すると格段に音質は上がってますしね
マイク性能はクリアで騒音も低減してくれる
マイク品質はそれなりにクリアだと思います。
他の商品だと露骨に音質がこもる製品もありますが、この製品は十分実用に耐えうるレベルですね。
また、外部の騒音がある環境でも驚くほど雑音を抑えてくれるので、外での通話などにも充分利用できますね。
本体の操作性は最高に使いやすい
Shokzのイヤホンは本体の操作性が本当にバツグンです!
スポーツシーンでの利用を想定しているおかげか、ながら操作しやすい配置になっています。
走っている最中に一番よく使う曲の再生・一時停止・曲送りを行えるマルチファンクションボタンは電源ボタンや音量ボタンとは完全に離れた配置になっていますし、何より物理ボタンが非常に操作が安定していて使いやすいです。
操作性を重視するなら間違いなく1番だと思いますね。
アプリも日本語対応していてわかりやすい
- 音質の調整(プリセット)
- 音質の調整(EQカスタム)
- マルチポイント設定
これらのことがアプリで出来ます。
まず、日本語に完全対応していておかしな日本語もないので項目がわかりやすいですし、音質のカスタムも明確にわかるレベルで変化しますし、直感的にストレスフリーで使えるアプリですね。
OpenRun Pro 2がオススメな人
- スポーツシーンでイヤホンを利用したい人
- これまでの骨伝導イヤホンの装着感が合わなかったけどネックバンドタイプが欲しい人
- これまでの骨伝導イヤホンの音質に満足できなかった人
- 完全分離型のイヤホンの片耳だけ無くした経験のある人
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こういった人には非常におススメですね。個人的にはマラソンやジムなどでガッツリ使いたい人や、操作性の高さを重視する人には本当におススメです。
逆に室内で音にしっかり浸って楽しみたい人には他の同価格帯の商品でもっとオススメな機種はあると思います。
OPENRUNPROやOPENRUNとの比較
めちゃくちゃいいイヤホンってことはわかったけどやっぱり価格が少し高いのがネックだなぁ
そういう人は同じシリーズの前モデルのOPENRUNPROやOPENRUNを選んだらどうかな?
OPENRUNPRO2とその2機種は何が違うの?
細かい点の違いはそれぞれありますが、OPENRUN PRO2との使い勝手の部分で大きく変わるのは以下の点です。
- 価格が4,000円安い(23,880円)
- カラバリが豊富(5種類)
- 音質は当然落ちる
- 充電端子がマグネットの独自規格になってしまう
- 価格が10,000円安い(17,880円)
- カラバリラインナップが違う(4種類)※好みによる
- 音質は当然落ちる
- 充電端子がマグネットの独自規格になってしまう
- アプリ非対応なので細かい音質調整ができない
まとめ:ランニングのベストパートナーになる
- 音質が過去モデルよりも格段に向上している
- 付け心地も優しくなり長時間使用しやすくなった
- マルチポイント対応
- 物理ボタンの使い勝手がものすごく良い
- 価格が高め
- カラバリが少なめ
- マルチファンクションボタンが少し小さいので慣れるまで気になるかも
色々と使ってみましたが、やはりスポーツシーンでの使い勝手はShokz製品は最高ですね。
汗をかくシーンではタッチセンサーは本当に使いにくいですが、この機種は物理ボタン採用をして安定して操作できますし、ボタン配置も考えられていて誤操作もしにくいので、私のようなランナーにもぴったりの製品でした。
ただ、価格は少しお高めなので音質や前モデル位からの進化点を踏まえてこの価格が出せる人ならば買いの商品だと感じました。
ちなみに、公式サイトで購入するとメルマガ登録で10%OFFになりますし、30日間の返金保証もあるので、他のショッピングサイトと値段が変わらないようであれば公式で購入するのがオススメですね。
\ 公式なら30日返品保証 /
RUNシリーズはラインナップも色々あるので、この記事で紹介した違いや店頭で実際に試用してみて自分に合ったものを購入するといいかもしれませんね!
それでは、良いお買い物を!
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